安彦良和先生のトークショーに行ってきたぁ
2013-07-13


昨日はガンダムフロント東京で行われた安彦良和先生のトークショーに行ってきました。
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6月7日から開催しているアニメーター安彦良和展のスペシャルナイト第2弾で、安彦良和先生の他にMCはアニメ評論家の氷川竜介氏、アニメーターの板野一郎氏を交えトークショーが行われました。

内容は当時(TV 機動戦士ガンダムの放送中)の激務や下の写真、サンライズ1スタのペーパーを見ながらこちらに描かれた方々のお話をされてました。
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トークショーの最後に抽選で3名の方に「アニメ原画集機動戦士ガンダム」の書籍と10名の方にガンダムフロント東京 安彦良和展オリジナルクリアファイルに安彦先生のサインが入った物がプレゼントされました。


●最後に安彦先生から

今日はありがとうございました。
今僕はアニメの仕事をやってないんですけど、自分なりにこだわりを感じる仕事をやっております。
仕事をしている人、基本的に同じじゃないかと思うんですけれど、当てようとか儲けようとか言う事で仕事をしてないと思うんです。日本のクリエーターは基本そうだと思います。と僕は思っております。
自分のこだわり、やりたい事を作品にしたい、形にしたい、見てもらいたいと言う事でやっている、それが基本的に日本のクリエーター達の基本的に共通したスタンスだと僕は勝手に考えている。
で、その中でたまたまと言うか偶然と言うか当たって、しかもそれが長く愛される、と言う事がまれにあるだろう。 そのまれにある事を果たし得ると言うのは非常に幸せだった。その幸せが自分に巡ってくるとは当時はまったく思っていなかった。
今日秘話がたまたま出たが、もう一つ秘話をご紹介します。
言っちゃいけない事かもしれない。
ガンダムが当たった時に某喫茶店で劇場版をやっている時に富野さんと一対一で話をした時、富野さんが「ねぇ安彦君、俺はねガンダムで10年食いたいんだよ」。
凄く生臭い話だけど(会場www)、10年食いたいんだよと言ったんです。
僕はその時に富野さんに「富野さん安心していいよ。多分10年は大丈夫だろう」と。
僕は言ったんです(笑)
食うという言葉は下世話な言葉だけれど、我々にとっては大事な事、食えなきゃ話にならない。
その事に対して富野由悠季と言う人は非常にリアルな物を考える人だったんです。
それを一対一の時だから僕に「ねぇ安彦さん10年食いたいんだ」と僕に言った。
その時に僕はかなりはったりをまじえて「大丈夫だよ」と。
まさか30年以上たってまだこんな風な状態だと夢にも思いませんでした。
富野さんも誰も作ったサンライズも望んでいなかった思っていなかったと思います。
それがこういう事になっている、今こんな昔話ができるという事は大変な幸せな事だと思います。
この幸せに対しては十分感謝しているつもりです。
感謝しつつ夢をもう一度なんて事は全く考えておりません。 おそらく富野由悠季もそうだと思います。
そう言うスタンスでクリエーター達が仕事をしているという事を知っておいて欲しいなと。 もちろん個人差はありますよ、いろいろこう・・・あるんですけれど、こういうスタンスで仕事をしているという事は、言い換えると日本のクリエーター達の一種の男気だと、それがおそらく生命線だと思います。
さっきディテールの事ですぎた事を言いましたが、日本のクリエーター達は女であっても男気で仕事をしているんです。 それがおそらく原点だと。それが世界に通用する原点だと。 え〜一人の男として(笑) 板野くんに無理やり賛同を求めて・・・ねぇそうじゃないかい?


板野氏

はい。

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